年の瀬

「お寺の年末は忙しいですか?」



先日このような質問を受けました。




私のいるお寺の場合、もっぱら掃除祭り!!




毎日新年の準備にともなうどこかのお掃除。















仏具を専用液(定番の研磨剤「ピカール」)でゴシゴシふきふき♪




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さ、磨くゾ!








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磨き終えて飾るとこんな感じ♪







あるいは境内アチコチお片付け&お掃除!






大師堂のお掃除とか排水溝につまった落ち葉取りとか。




墓地周りの枝を集めて燃やしたり、日焼けして色あせた掲示物を変えたり。






あいだに役員さんによる境内大掃除があり。






気付けば本堂には新年を迎える幕が張られてすっかり歳末モード♪







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クリーニングでパリッとした本堂幕










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今年は地元の石材業者さんが張ってくれました!








でも、まだまだ掃除は続きます Σ( ̄Д ̄;)がーんっ!






ま、掃除に没我できればそれはそれでよいのですが。






なかなかそういうわけにもいかず、年内葬儀のご依頼も預かりました。








う~ん。






このままでは寺務所の掃除は大晦日だなぁ・・・(^▽^;)





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寺務所の乱れはココロの乱れ??














そんなこんなの年の瀬レポートでした!



目出度くもあり

ふう~ (*´▽`*)







お正月だから、それらしくおめでたく・・・などと考えていたらなかなかブログが更新できず。




それは大きな葬儀を抱えていたからでしょうね。







年末にお亡くなりになった故人様。




火葬場等々の関係で祭祀されたのは先週のこと。




あぁ、とうぜんといえばとうぜんですが、やはりどんな人でもいつかその時はくる。





そのこと自体に感傷的にはならないのですが。



ただただ自分にできることは何かと。




何もできやしないと自覚した上で、ことさら自問自答するだけです。




尊敬するその方と、同じ時間を共有できたことに感謝するばかり。




あとは背伸びしないで精一杯の等身大で祭祀いたしました。




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正月や冥途の旅の一里塚

めでたくもありめでたくもなし






これは室町時代の僧侶一休宗純が詠んだとされる歌。




実際に詠んだかはさておき。





正月はめでたいと言うけれど、

裏を返せば一歩死に近づく日でもあり、

さてめでたいのかめでたくないのか。





そのような意味でしょうか。






しかしあえてもう一歩進めて。




死を意識して死に学べば。

生は益々有難い。

いや有り難くないはずは無い。





と考えている自分です。




不謹慎でしょうか。





あの方との別れは、繋がりの大切さに感謝できて有難い。


もちろん別れたかったわけじゃないが。


やっぱり貴重で有難いんだ。





そんなことを感じた数日でした。







で、ホッと一息ブログを書き書き。




と思っていたら、新たに葬儀のご依頼をいただきました。




さぁ、スケジュールまた一から変更っ!!







能力のあるなしはともかく。




精一杯務めるのみですね(#^^#)











謹賀新年

あけましておめでとうございます!


正月三箇日を過ぎまして、お寺も随分と落ち着きました。






今年も大勢の皆さんと新年を寿ぎましたね♪




その様子は、たくさんの線香が点てられた本堂の香炉に集約されています。




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当寺では、参詣の皆さんに本堂前でお線香を点てていただきます。



それは、香を供えることが自らの心の清浄を促すという意味もあり。




あるいは、お寺の御利益は参詣者の願いによって育まれると考えているからです。






神は人の敬ひによって威を増し、
人は神の徳によって運を添ふ。
(中略)
右、寺社異なるといへども、崇敬これ同じ。

「貞永元年 御成敗式目」










住職である私は、毎日香を供え経を読みます。



ただそれは、現状維持としての効果なのではと個人的には感じています。





宝金剛寺において、先人の祈りを現在に生かし、未来に伝える為には。




今を生きる多くの皆さんの祈りの蓄積が大切だと思います。




もちろん、テレビや本で紹介されるような有名な寺社には比べようもありませんが。




だからこそ、この場所にこのお寺がある意味はあるのだと確信しています。









今年も皆さんにとって良い一年でありますように






涅槃図について考える

涅槃会(ネハンエ)

涅槃講・涅槃忌ともいう。2月15日、釈尊の入滅の日にわが国と中国で行われる追悼報恩の法会。
涅槃とは、本来はニルヴァーナのことで、迷いのなくなった境地を指すが、この場合は釈尊の亡くなった
意味に用いられている。(中略)涅槃絵を掲げ、仏遺教経を誦する。(中略)

「山階寺の涅槃絵にまうでてよみ侍りける いにしえの別れの庭にあへりともけふの涙ぞ涙ならまし」
(後拾遺和歌集20)
    ・・・岩波仏教辞典より











本日2月15日(場所によっては3月15日)は「涅槃会(ネハンエ)」です。


仏教の開祖であるお釈迦さまが入滅された大切な日。


とはいえ、私はこの日を意識して本日を迎えたわけではありません。


何か特別な行事を行っているわけでもございません。


さてもあさましきは寺院仏教にまみれた葬式坊主といったところでしょうか。









私の記憶にはありませんし先代住職が行っていた様子も感じられませんが、


おそらく過去には当寺でも涅槃会を行っていたのでしょう。


その証拠に当寺には涅槃図が存在いたします。








ボロボロですけど・・・。







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佐倉市文化課による調査時のようす







大型なタイプが多い涅槃図ですが、当寺のものもやはりそうでして、


絵図部分だけで縦六尺五寸(約195㎝)・横五尺(約150㎝)。


全体では縦九尺(約270㎝)・横五尺五寸(約165㎝)あります。



製造は江戸中期頃。



一級の絵師による一級の品・・・とまではとてもいきませんが。



佐倉藩主松平乗邑の寄進伝承もあり、興味深い部分もあります。








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絵図中央に臥する釈尊








平成25年の当寺公開講座で一般公開し、多くの方に観ていただきました。






しかし、基本的には倉庫の中に眠っているのです。






非常に勿体無いのだけれど、だからと言って有効な解決策も見えてきません。



それは修復費用はもちろんですが、何よりも需要があるのかと。



いや、安易にコスパを考えているつもりはないのです。



ただ、やはりなんというか。。。




直した後に掲げたとして、その先が見えてこないというか。。。




修復よりもむしろ今後のランニングに対するコスパとでも表現すればいいのでしょうか。




理想とするイメージ(例→ココ)もないわけではないのですが。。。




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悲しみのあまり臥せるアーナンダ(釈迦十大弟子のひとり)







最近、とある事情で「地域の寺院としてのあり方」について考えています。





このテーマ。人一倍考えている自負はあるし、なんとなくイメージもあるつもりなのですが



どうにもうまく言葉にできない。(-_-)




価値はあるのに表現できない。当寺のこの絵のようでもあります。











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動物たちは何を思う























涅槃会にして田舎坊主、かく悩むのです。


盂蘭盆(施餓鬼)会

昨日(15日)、のお施餓鬼会をもって、

当寺のお盆がようやっとひと段落致しました(*^-^*)





棚経廻りは何度か雨に見舞われ、農家が多い当寺のお檀家さんにとってはニコニコ。

しかし私はオロオロ。






特に件数が密集した地元周辺は、小回りが利かない乗用車は不利。

原付バイクで移動する通年とは、大きく時間経過が違いましたね。




夕方お伺いしている皆さんにはご迷惑をおかけしました。

でも、大きな理由は無いのです。

あくまで小さなズレの積み重ね。

だって一日50件程度廻るので、1分ずつでも1時間弱のロス!!





いや、そんなことは言い訳ですね・・・(>_<)



しかしながら、私は今年も皆さんに会えて良かったです!!

















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写真は施餓鬼会に用いた当寺施餓鬼棚(セガキダナ)の正面アップ!




こちらには本年より、「当山先師代々 尊霊」と書かれた位牌を奉安しました。

お寺の歴代住職や関連僧侶を供養するこちらの位牌。

おそらく以前は用いられていたのでしょうが、いつの頃からかその存在が忘れられ。

数か月前に行われた什物(寺の所蔵品のこと)調査の際に確認されたものです。




近年新調された棚は確かにピカピカで素晴らしいのですが、

やはり永く当寺で守られた品があった方がしっくりするような気がします♪




堂宇の新築によって古い什物の関心が高まるとは皮肉なものです。


でも、これもきっと縁なのでしょう(*´▽`*)








盆行事のクライマックスと言っても良い15日の施餓鬼会(セガキエ)。

今年はいくつかのトライがありました。




内容は書ききれないので省略いたしますが、

私のような菲才な坊さんに協力してくれるたくさんの方。

そんな関係各位に御礼申し上げたいです!






最近出会った言葉に“不易流行”があります。




本質を守り、伝えるからこそ。

踏み込む努力をしていきたいなぁと思っています。







いや、でもまずは少し休みたいなぁ~(笑)




プロフィール

naoyanootera

Author:naoyanootera
千葉県佐倉市直弥にある「宝金剛寺」というお寺の住職です。
お寺の日常や坊さんとして思った事、他趣味やらをつらつらと。。

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