宝珠院 曼荼羅見学!

佐倉のお城と言えば、日本100名城にも選ばれる


近世城郭の佐倉城が著名ですが。



中世の佐倉には、千葉氏の本拠地である本佐倉城がありました。


そして本佐倉城下には、佐倉五カ寺と総称されるお寺が存在します。


・宝珠院
・文珠寺(廃寺)
・東光寺
・吉祥寺
・大佛頂寺
順不同





その中でも筆頭寺院と伝わるお寺。





そのお寺は佐倉市大佐倉の宝珠院



正式には大佐倉山 最上宝珠院とする真言宗智山派の寺院です。




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鐘楼堂左奥は大師堂






本日は貴重な什物を拝見に伺う機会に恵まれましたヽ(^。^)ノ









こちらにはなんと南北朝期の墨書が確認できる両界(両部)曼荼羅が現存。




しかしながら近年までお寺管理では無かった事情もあり、正式調査が進んでいないのだそうです。






というわけで、早速現物を拝見いたします!




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胎蔵(界)曼荼羅






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金剛界曼荼羅







事前に資料で確認した通り、軸に貞和三年(1347)に書き始めたとする墨書がみられます。



そして他の墨書から、以前他の寺(中田東照院)にあったこの曼荼羅が



戦国期の動乱から守るために宝珠院に移されたと推察できるようです。




ただ、幾つか慎重に検討しなければいけない表記があり、




今後の調査が注目されます!







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金剛界曼荼羅の内「理趣会」部分






中世の仏教画を間近で拝見するなんてなかなか得難い経験!







現場では勤めて冷静に振舞っていましたが、






実際テンション上がってましたネ(^▽^;)












宝珠院には他にも戦国期の銘がある高祖像を所有するなど、




その古刹はなおも数多の魅了を内包しています!







そうそう!



高祖像と言えば、最近やはり市内のとあるお寺様が所蔵するお像から




とても興味深い棟札が確認できたという情報もあり。




まだまだ市内の寺院には貴重な歴史史料が残されているんだなぁと改めて感じましたね♪







今回の調査は、来月地元で開かれるシンポジウムで経過報告があるようです。



あぁ、楽しみっ(#^^#)




シンポジウムの詳細は、またご報告したいと思います♪♪



「ちばでら」にある「せんようじ」

お天気も好く♪


境内そうじを済ませると車に乗って移動します。



向かった先は千葉市中央区の千葉寺です。



青葉の森公園にほど近いこちらのお寺。




正式名称は海上山 歓喜院 青蓮千葉寺


地名も最寄駅もちばでらですが、正式にはせんようじというお寺なのです。




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文政11年(1828)建築の重厚な山門(仁王門)をくぐると、まず視界には大きな樹!



有名なイチョウの大木(県指定)に圧倒されます。



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正面の本堂(観音堂)前にそびえるイチョウ





千葉県と言えば千葉氏一族!


千葉一族と言えば今年は千葉開府890年という記念の年なのだそうですが(詳細は→コチラ



そういった意味でもまさにストライクのこちらのお寺です。







千葉寺に関しては、県内寺めぐりに欠かせない愛蔵書より引用いたします♪






(前略)千葉国造は律令時代に入ると千葉郡となるが、


おそらくこの郡衙(郡の役所)に付随する郡寺として


建立されたものであろう。(中略)


金剛授寺(千葉神社)が千葉一族累代の氏寺とする見方もあるが、


千葉胤富の寄進状が千葉寺を「千葉家代々ご本尊、大悲閣(…)」と


書いているのは無視できず、また『千葉妙見大縁起絵巻』にも


妙見像が千葉寺から金剛授寺へ移されたとの記述がある。


妙見信仰を軸とした千葉一族の祭祀形態の確立は鎌倉中期まで


下るとの見方が専門家の間では有力になって来ている。


平安以来千葉氏の精神世界を荷ったのは千葉寺であり、


ある時期までは金剛授寺も含めて千葉の他の社寺は


その支院のようなものであったと考えるべきであろう。(以下略)




濱名徳順著:「北総の名刹巡礼(千葉日報社)」より抜粋







坂東三十三観音29番、関東八十八ヶ所霊場47番霊でもあり、


見どころ多いお寺。




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千葉寺大師霊場としての大師堂



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高橋・嶋田両飛行士の胸像台座跡








皆さんもどうぞ「ちばでら」にある「せんようじ」へ御参詣くださいませ♪♪

やはりコツコツ

気温差こそありますが、


湿度が低く過ごしやすいですね♪





このところ、毎日境内整備に割く時間が多いです。





整備と言ってもそんな大層なモノではなく。






つまり”草刈り”です♪






刈払い機であっちをザクザク、こっちもザクザク!!




機械が入らないところは鎌でチマチマ。




砂利が敷かれた部分は除草剤を。




竹間際(見た目は竹だが硬さ的にはタケノコ)を目にすれば、ユサユサゆすってポッキリと折る。





そんな日々です。










ここ数年、竹やぶ整備や雑木の駆除を進めています♪





だから境内周りがキレイになっていると思いきや。




荒れ地に陽ざしが入るようになったからでしょうが、草刈りの面積がとても増えています。






う~ん、キレイにするほど日頃の手間がかかるなんて。




何か矛盾を感じるのだけれど・・・(^▽^;)











とはいえ、やはりキレイになるのは気持ちがいい♪♪





じゃ、がんばるしかないですね(*^^)v






ハクチョウゲ
冬に選定を忘れたハクチョウゲ。でも花キレイだから◎!









さぁおかたづけ♪

雨の一日。


コレといった予定が無いので、宝物庫(寺の史料保管庫)のなかへ。


こもって史料整理をゴソゴソ。


数日前に棚の配置等をプチリニューアルしたので、積みなおしたりまた戻したり。






そして有難いことにこのところ貴重な史料情報の提供を頂く機会が続きまして。


少ない脳みそフル回転で必死に読み込んでいますw



というわけでそんな史料群も整理整頓♪






そんな中。









「ダイコンもってきたゾー!」


とお檀家さん。




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葉もイキイキと新鮮ダイコン♪










「かぁちゃんに料理してもらえ」とのことですが、



それにしても多いような・・・・(^▽^;)





やっと片付けた史料でしたが、



続いてダイコンをたくさん片付けることになるとは嬉しい悲鳴♪♪





言いつけ通り、妻に料理してもらい美味しくいただきましょう(^-^)


虚無僧って知ってますか?

本日は月に一度の「宝金剛寺の文書を読む会」 



さぁ、張り切って参加致しましょう♪





と、その前に(#^^#)








みなさん、「虚無僧(こむそう)」って知ってますか?








そう!時代劇に出てくる・・・


って言っても最近はテレビで時代劇をあまりお見かけしませんから。










カゴのような笠で顔を覆って、


尺八を吹きながら各地を行脚する。







こんな姿です!







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松戸市立博物館常設展示より



お分かりいただけましたでしょうか?



この「虚無僧」という存在。


江戸時代初期に浪人やかぶきものの中から現れた托鉢修行を生業とする人たち。


「普化宗(ふけしゅう)」という宗派を名乗り、18世紀半ばには武家浪人の宗門に様変わりし


全国へ広まってゆきます。






実はこの虚無僧に関する文書が宝金剛寺に存在します。


この文書は「慶長の掟書」


上総国南玉村(現:大網白里町)の清岸寺にて書き写したと記されたこの文書。




本日はこの掟書について、専門家の方から講義を頂く運びとなったのです♪♪









「宝金剛寺所蔵虚無僧掟書について」

講師:長谷川佳澄





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先生からはていねいな史料と共に、


どこか不思議な存在の虚無僧について興味深いお話をいただきました。


なんともマニアックなテーマを用いたこの講座でしたが。


会の皆さんも熱心に聴講されてましてヨカッタヨカッタ(^-^)




個人的にも、当寺所蔵の掟書が類例の少ない貴重な存在と知ってちょっと嬉しかったりして♪












そしてこの「虚無僧」についてのお話し。

毎年秋に開催の宝金剛寺公開講座で取りあげる予定で進んでいます。




虚無僧をもっと身近に?!



早くも楽しみですナ~v(*^^*)v


プロフィール

naoyanootera

Author:naoyanootera
千葉県佐倉市直弥にある「宝金剛寺」というお寺の住職です。
お寺の日常や坊さんとして思った事、他趣味やらをつらつらと。。

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