2016を振り返る

本堂内には毎年ご奉納いただく鏡餅がおさまりました!



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強風にもかかわらず、役員さんたちによる境内大掃除も無事に決行され、




本堂周りにはぴっしりと天幕も張られ。




先ほど蓮想の新年号の入稿を済ませ。年越しまであと数日♪




というわけで、昨年に続いて本年を振り返ってみたいと思います(#^^#)








博物館や美術館の企画展に行くのが大好きな私。



今年一番印象に残る展示会に行ったのは2月のことでした。



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水 神秘のかたち
サントリー美術館 (2015/12/16-2016/02/07)




生命の源である「水」。その精神性が祈りの対象へと発展するというこの展示。



川から流れついたとか、雨をコントロールするとか。考えてみれば確かに水にまつわる伝承を持つ仏は多い。




でも、カテゴリーから仏像を観るという概念は私には欠けていたかも。




ちょっと目から鱗の展示だったな~!









で、展示会と同じように好きなのは歴史系の講演会♪♪




そんな中、今年は千葉古文書の会主催の講座が良かった!






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濫妨・狼藉・人取 
  -戦乱から泰平へ-


講師:根岸茂夫(國學院大學文学部教授)






歴史の勉強をする際に、つい現在の出来事と分けて考えてしまいがちだけど。



この講座では、講師の先生の説明から「今」を意識することが出来て興味深かった(^^♪








おっと、



お寺の行事も忘れてはいけませんね!






毎年恒例、GWの落語会秋の公開講座




どちらも、新しいお堂になったお寺の存在を地域に広めようと始めたもの。




どうしたら(参加人数が)増えるだろう。


どうやったらもっと周知されるだろう。と苦悩してまいりましたが。



昨年あたりから参加人数が想定を超えてキャパオーバーになるという





新たな悩みを抱えることとなってまいりました。





「お寺のイベント、寺で抱えきれなくなり放り出す」





とは、提案型のお寺にわりとある事実ですが、私はそうはしたくない。。。





ま、「何があっても10回(10年)は続ける!」というのが開始当初からのコンセプトでしたので、





気負いすぎずに頑張っていきましょう♪






そうそう。





開基にまつわる繋がりとして、龍寳寺(鎌倉市植木)の晋山式に出席できたことは、





ホントに光栄としか言えない素晴らしい経験でした!





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ご住職様おめでとうございます














そして自身の研究としては、



市内宝珠院の曼荼羅調査と、




兼務寺院である宝寿院のあわしまさまの考察が挙げられます!






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宝珠院調査の立ち会いはまさに福眼!!!





そしてあわしまさまは継続研究課題です!!!













住職就任から早10年を超え。





自らもやっと40代突入です。




妙な慣れに浸る自分にふがいなさを感じたり。



身体的な老いに益々生きづらさを覚える今日この頃ではあります。





でも、ま。





今年最後のブログ更新でございますので。





良い一年だったと締めくくらせてくださいませ(´∀`*)ウフフ









大師像あれこれ

さ、掃除そうじとっ(*´▽`*)



 毎月21日は弘法大師空海(774-835)様のご縁日でございますので。




年内最後の21日は毎年恒例の境内大師堂大掃除です♪♪
(当然、去年も→コチラ♪









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平成20年新たに造り直された大師堂(六崎十善講8番札所)





なんといっても弘法大師様は真言宗の宗祖でございますので、当寺にも複数のお像がございます。





ということで、当寺お大師様の(簡単な)ご紹介をしてみます♪






まずは上記大師堂のお大師様。



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石造大師像は六崎十善講発足当初である文政11年もしくは翌12年の造像です。





そして今度は本堂内へ







続いて本堂内陣に掲げる紙本著色大師図像


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真言伝持の八祖図像の一枚。(左は恵果阿闍梨図)



製作年代の銘は無いのですが、おそらく江戸中期から後期頃ではないでしょうか。



当初は軸装でしたが、平成の堂宇新築の際に修復をし額装となりました。






装飾の少ない当寺内陣にあって、この八祖像は非常に存在感があり好きです。








そして内陣向かって右奥に鎮座します木造大師坐像




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挿首内側に書かれた墨書銘から、幕末もしくは明治初期の造像であることがわかります。






昭和43年の本堂改修の際に塗られた分厚いペンキに覆われていましたが、




こちらも平成の堂宇新築の際に再修復がなされています。






ペンキ厚塗り時の様子は
  ↓↓↓

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顔色白すぎてコワい。。。






そして最後は絹本著色大師図像



こちらは墨書こそ見当たりませんが当寺で数少ない絹本の掛け軸。



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ただ、劣化が激しく現在非公開。



いつか綺麗に修復して、皆さんに見ていただきたいなぁと思案しています。








虚空尽き、

衆生つき、

涅槃尽きなば、我が願いも尽きなん




大意)
虚空が尽きるまで、迷える衆生が尽きるまで、永遠に仏に祈りつづけたい。
空、衆生、さとりが尽きれば、わたくしの願いも尽きるであろう。







この言葉はお大師様が天長9年(837)の願文に書かれたものです。






お大師様の温かい願いに包まれて。



お檀家さんを始め、ご縁の皆様穏やかに過ごされますように。






お寺のご本尊の行方

本年、何度か同行している*仏像調査に今日も参加~♪





いすみ市(旧大原町)にあるお寺様へ行ってきました(^^♪






*注 天台宗千葉県南総教区主催によるものです




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櫻井山 北辰院 星應寺






本日は、コチラ様の客仏(元は他堂の仏像が安置されている状態のこと)である市指定の薬師如来坐像と、







メインでもある本尊の妙見菩薩像、そして他未調査の仏像群を調べてまいります!






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地元の皆さんによって守られるこちらのお堂にはご本尊様にまつわる伝承があります。


それは専門資料によると



上總國星應寺妙見大菩薩ハ傳教大師御作ナリ、昔叡岳止観院八部尾ノ本尊ナリ。
而テ霊夢ノ告ニ依リ、七百年已前彼ノ國ニ下リ、群生ヲ利益ス。
其レ已来、北渓妙見堂本尊之レ無シ。累年ノ願望シ、新調寫シ奉ント思念スルニ、
今年寛永十五戊寅天二月廿三日感得成就畢ンヌ。(以下略)






これは要約すれば、本尊である妙見菩薩が比叡山の八部院というお堂の本尊であるというような内容。





そして、比叡山に伝来した(現在は焼失?)妙見菩薩像の台座には、




今、此ノ本尊ハ、余三十歳ノ春、武州東叡山ニ至リ、帰山ノ砌、上總國ヨリ来臨シ給フ。
多生ノ結縁ニ非サレハ、争カ今尊容ヲ拝セン。(以下略)




とあり、妙見菩薩像は(寛永年間に)元は上総の国、つまり星應寺からのお像であるといったことのようです。





そして、地元の伝承では「(本尊は)近代になって流失した」という話しも聞かれます。





で、その答えはというと















残念ながらここでは明言できないのです・・・(*_*;スイマセン







ただ、あらたな墨書の発見があったということと。




あらたな謎も見えてきたということです♪








他にもすでに市指定となっているお像に関しての見解で、大きく修正の必要があるような結果も出まして。


×室町期の造像
平安末もしくは鎌倉初期の造像


×文化八年の修復銘
文政八年の修復銘






とっても収獲の多い調査となりました!








帰りには同行者が行ってみたかったという地元のチーズ専門店に立ち寄りお土産もゲット♪♪




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フロマージュ工房駒形





大変お日柄も良く、大満足の一日です(´∀`*)ウフフ


円満結願♪

あぁ、ほっとした(^▽^;)




毎年恒例、年末の寺役員総会が先ほど無事に終了しました!
(昨年の総会の感想は→コチラ♪)






今回は寺に面する市道の拡幅計画などもある関係上、




行政担当者さまにも同席いただきました。




毎年のことだけど、やっぱり終えるまではなんとなく気が重い。。。




日程調整から始まって、資料作りや会議後の懇親会の準備。




そして田舎特有の(?)あれこれとした根回しなどなど♪




とーぜん、ぜんっぜんやましいことは無いのですけれど、





なんか気疲れしますよネ(#^^#)





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ご参加の皆さん、ありがとうございました!








(名義上)住職になって10年を越えましたが。





正直言って、この総会は私がニガテな数多くの行為の一つ。





ニガテ順としては

3位 盆の棚経廻り

2位 役員総会  です。





3位の棚経廻りはとにかく体力的にキツイ!





そしてこの役員総会は精神的に堪える感じです。





ただ、





毎度毎度嫌だと思いつつ、逃げずに向き合ってこそ自分の立場があるのかなと思っています。





かっこつけすぎ?




でもケッコーほんとにそう思います。






能力が全くない中で今の自分が成り立てているならば、それはこの辺かなと。







では、1位はといえば。






それはもちろんお檀家さんを送ること。





つまり葬儀です。






体力・気力ともに消耗すること甚だしく。




そもそも予定なんて出来ないので日程調整や心の準備も大変です。




そして毎回必ず「私ごときで本当に亡くなった方を送れるのだろうか」と。




そんな考えがお通夜の開始直前まで自分を包みます。
(始まった瞬間から「亡くなったこの人に向き合える導師は自分の他にいないと信じ込みますけど・・・。」)






さらに巷では、やれ葬式坊主だの、僧侶不要論だの坊主丸儲けだの。





檀家さんの葬送儀礼に向き合えば向き合うほど。






その苦しみを背負うている心持ちです。






そして、矛盾に聞こえるのかもしれませんが。






だからこそ。






せめて精一杯準備をしつつ。




日々さらっと向き合いましょうと思ってならないのです♪






常設展に掲示物を

ずいぶん冷えますね ((寒´∀`;))


空気も乾燥していて、風邪には気を付けたいです。



さて、当寺にある什物の常設展示コーナーですが。



このたび掲示物を新設してみました。





厳密にいうと以前からあったにはあったのですが、




コピー機で無理から拡大したペラペラなモノでした。





それをこの度、業者さんに依頼して発泡ボードとよばれる形態にした次第です。






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掲示物は、




専門の先生による岩富藩主北条氏勝公と寳金剛寺



佐倉市指定文化財である2領の袈裟を紹介する北条氏勝寄進七条袈裟



そして、地元の大師参りについての六崎十善講の資料を探していますの計3点です。





展示コーナーの内容と雰囲気に少ーしだけ厚みが出たかなと。





私一人だけ喜んでおります(^^♪




お参りの際はチラッと見ていただけたら幸いに存じ上げます(*^▽^*)




プロフィール

naoyanootera

Author:naoyanootera
千葉県佐倉市直弥にある「宝金剛寺」というお寺の住職です。
お寺の日常や坊さんとして思った事、他趣味やらをつらつらと。。

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