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上総 法興寺を調べる

昨日は、一昨年より行われる天台宗南総教区による寺院調査に同行しました♪





向かった先は、いすみ市(旧岬町)にある法興寺(ホッコウジ)様。






同寺旧跡からは7世紀末にまでさかのぼる瓦が出土するという県内有数の古代寺院。






鎌倉期の仁王像や樹齢400年を超える大榧など、






歴史を語る多くの資料を有するこちらのお寺ですが、






未調査の仏像もあるということで、とても楽しみにしていました♪









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薬師堂と大榧(市指定)









さっそく堂内にて、今回は天台八祖像の調査を開始っ!









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山に囲まれた境内はいつ来ても心地よい♪








天台八祖とは、中国・日本の天台宗祖師8人を表すものですが、




真言宗に伝わる「真言八祖」とは異なり、編成に多少の異説があるようです。





また、真言八祖像でも多くは画像で表される場合が多く、




まして天台八祖像を木彫仏で表すのは大変珍しいものです。













ということで、一体ずつ運び出し、調査・撮影を行います。








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ずらっと並ぶ八祖像(寄木造り)









この度の調査で、それぞれの体内から棟札が発見され、





あわせて棟札と像内墨書より、お像の名称が確立できました!








体内墨書による天台八祖像



・南岳大師(慧思)

・天台大師(智顗)

・章安大師(灌頂)

・妙楽大師(荊渓湛然)

・伝教大師(最澄)

・慈覚大師(円仁)

・智証大師(円珍)

・慈恵大師(良源)








さらに棟札から、これらのお像が江戸時代中期の享保元年に造立され、




寛延年間に修復がなされたことも読み取れました。




(*但し慈覚大師像のみ時代が多少遡る可能性あり)







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差首を外すと体内には棟札が納入されています








他にも棟札には当時の法興寺が羽黒山とのつながりを示す内容も書かれており、




とても興味深い調査となりました。





こちらのお寺にはまだまだ確認が必要な仏像・石造物がたくさんあり、





あと数回はお伺いするようになりそうです(*^▽^*)タノシミー♪





(来年2月頃、展示発表も計画されているらしい・・・♪)






県内の、特に仏像を中心とした仏教文化研究にどっぷりハマるワタクシ。





迫りくる“お盆”のプレッシャーをしばし忘れるのでありました♪♪











温かくお迎えいただいたご住職様、ご寺庭さまに心から御礼申し上げます!



いまいちど調査する

本日は昨年から行われている境内石造物調査の日。





梅雨ですから建物の中で資料の整理を予定していましたが、





好天となりまして、ならばやはり実地調査です♪








今回は江戸前期の寛文12年造立の通称「八幡宮前石塔」がターゲット!






拓本を取り、詳細を読み取ってゆきます(^^♪







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実はこちらの石塔は以前に市による調査が入っているのですが、




あらためて石造物の専門の先生による再調査という運びです♪






*以前の様子は→コチラ♪








それにしても見事な拓本技術!!





まるで文字が浮き上がってくるようです(゚д゚)!







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今回の再調査によって、特に正面部分で以前読んだ箇所の誤読をいくつか発見でき、





そして読めなかった文字も随分解読できました。







今後は側面箇所の人名(約300名?)の解読と進んでいきそうです。







いや、これが難敵のようですが・・・・・。








ご参加の皆さま、本日もありがとうございました(*^▽^*)








その花見たり、数えたり

梅雨に入り、雨が続くと思いきや。



そうでもないのでここぞと草刈り三昧です!






草の成長はとても早くて大変ですが、




刈払い機を手にアジサイの姿を感じつつバサバサと♪






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さて。






草刈りの手をしばし止め。







ふと思うところがあり、境内のアジサイを数えてみました。






境内周りを一つ、二つ。










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山沿いをまた、一つ二つ。





墓地へ進んでまた一つ。






そういえば駐車場にも少しあったな。






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全部でだいたい100株を超える程度だと思います。






アジサイで有名な場所では5,000株とか、






あるいは10,000株以上などと紹介されますから。







比べるまでもないのですが。








それでもそのほとんどを家族の手で増やしたり植えたことを思えば。







その地味~な努力に免じてヨシ!としましょう(#^^#)






*挿し木にチャレンジした様子は→コチラ♪









それにまだ、植えていない苗もありますし♪





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鉢に納まり待機ちゅー!










目標は小さく(?!)200株かな♪






だって、剪定やらメンテナンスやら目茶苦茶タイヘンなんですもの。






*昨年の剪定の様子は→コチラ♪






ま、楽しいしキレイだしでやりがいあるからイイですけれど(*^▽^*)





いざ、会津へ!!

6月15日は千葉県民の日




ということで、家族そろってお出かけしてきました♪





お目当ては、あのお薬師さまに再開すること!






ということで、会津五薬師の一寺として名高い勝常寺(湯川村)参詣です。





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山門を前に、胸が高鳴る♪









山門をくぐると、そこにはあまりに美しいお堂が出現!
















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室町期の建造とされる桁行5間、梁間5間の薬師堂(国重文)






あぁ、この迫力たるや(#^^#)





すごいなぁ。スゴイなぁ♪♪








そして、お寺さまのご案内で、収蔵庫の拝観に続いて、いよいよ堂内へ進みます。







そのお堂には、お会いしたかったお薬師さまです。









シンとした薄暗い堂内。




簡素でいて重厚なその空間。




正面のお厨子のとばりが開かれ、念願のご対面となりました。







平安時代前期の造像とされる国宝指定のご本尊、薬師如来坐像。





逞しいお顔に分厚い体幹と、深く彫り出された衣のひだから受ける圧倒的な量感。








やっぱ、スゲーっす(語彙が貧困ですいません。。)








私がこちらのお薬師さまとご対面したのはこの度で3回目。







初見は平成22年。家族での初めてのロングドライブ旅行(詳しくは→コチラ)。





そして、平成25年の東博展(詳しくは→コチラ)。


*正確にはH25の展示を2日観ているのですが、カウントとしては計3回ということで。。







で、感想として、




普段から博物館&美術館巡りを生きがいとする私が言うのもナンですが。





やっぱり仏像はお堂にいらっしゃるお姿が一番いいなと。






いや、もちろん展示を否定するつもりは一切なく。






むしろ正確な質量を比較検討したり、





背面などの普段お目にかかれないシルエットから観覧できるので有効と考えています。





それに、仮に深い考察なく「仏像の展示は不遜だ!」とおっしゃる方には。






展示による他者への認知向上として。




さらに何といっても展示に伴う有識者による記録や調査は、




絶対に所有者(寺社やそれを守る住民)にとって有益と断言できます。













そのうえで。





非科学的であいまいな発言となるのは重々承知しつつ。






堂内の方が、パワーが違うと感じます。





それはそこには祈りの対象としての歴史が積み重なるからか。





あるいは仏様だって、アウェーのほうが緊張しちゃうかもしれませんものね(失礼っ!!)

















参詣の後は、やはり家族でブームの城巡り。






鶴ヶ城(会津若松城)や白河小峰城を楽しみました♪






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小雨のおかげで貸し切り状態を満喫!






相変わらず慌ただしくも有意義な家族旅行となりました(*^▽^*)






みんなでお参り♪

お寺の境内からいつもより若さあふれる声がw




地元の小学校1・2年生がお参りに来てくれました♪








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覗き込むのはご本尊様?それともお賽銭箱?











ま、お参りというよりはお散歩ですけれどそれはさておき(#^^#)






地元、和田小学校は現在、全校児童60人。





ということは一学年平均10人という感じです。











こういった事をおつたえすると、よく




「まぁ、少ない!可哀そう!!!」とのお声をいただきます。





確かに「多い」とは言えないな。





でも“可哀そう”という表現にはちょっと違和感が。













この和田小学校。私が小学生の時(30年以上前)には既に一学年一クラス。





そんなトキに大人から「え?!一クラスしかないの!!可哀そう」と、




それはよく言われました。




でも、普通子供って客観的に状況なんて把握しないから。




「少ない」とも感じなかったし、




まして「僕たちって可哀そう」なんて微塵も思いませんでしたね。





で、大人になってどうかというと。





児童総数が(客観的に)少なかったからということの不利益は感じていないなぁ。







例えば今の50代60代の人たちからすれば少ないんだろうけど。





少ない=可哀そう(多かった自分たち=正しい)みたいなことならちょっと嫌だな。






地元の子供達。



そんなことどーでもいいから、元気で健やかに育って欲しいです♪








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皆さんが健康でありますよーに♪













そして願わくは、大人になっても地元が好きでいてほしいな(^^♪




プロフィール

naoyanootera

Author:naoyanootera
千葉県佐倉市直弥にある「宝金剛寺」というお寺の住職です。
お寺の日常や坊さんとして思った事、他趣味やらをつらつらと。。

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