盆と棚経と・・・
お檀家さんのご自宅へ伺うたびに、「御前さん、雨降らせてよ!」と言われるほど毎日酷暑でした。
特に農家の皆さんは大変ですね。
でも明日は雨が振りそう。
お庭の花や植木が湿る。畑が湿る。
みんな嬉しい。でも私、悲しい・・・(-_-;)
だって私は明日からいよいよお檀家さん廻り(棚経)本番!
特に件数の多い明日は、通常は機動性の重視して原チャリで伺うのです。
当寺で廻るお檀家さん宅は総計で約280件。
そのうちもっとも密集する10日~14日で計240件ほど!!
つまり平均一日60件伺う計算になります。
という事は合計9時間かけて廻るとすれば一件あたり約10分(移動込)を超えられません。
でもこれはあくまで計算上の事。
実際はお昼の御接待をいただくお宅や、高度な事情で30分以上必要なお宅。
その他もろもろアレヤコレヤで、とても計算通りにはいかないのです(#^^#)
(まぁ計算通りにいかないからこそ良い部分もあるんですけど♪♪)
でも、その日のうちに廻りきれないからと言って次の日にも繰り越せない。。。
だって翌日も同じようなスケジュールですから(;´∀`)
でもでも、当然お経や作法はテキトーには出来ない・・・。
だから結果、小さいことからコツコツと時間を節約します。
【お宅での坊主の時間有効活用の心がけ♪】
・原チャリは玄関すぐ脇へ横付け!
(スタンドを立てながらメットを脱ぐ)
・玄関を開けてから「こんにちは棚経です」とご挨拶!
(「どうぞー♪」と聴いたら即座に仏間へ)
・仏間に向かいながらお天気などの時候挨拶!
(これが後で効いてくる)
・仏壇前に座布団が無い場合、付近の座布団を勝手にセット!
(敷かずに始めると「どうぞ、敷いて下さい」「いえいえ、」「いや、どうぞ」と結果読経が中断する)
・手持ちのライターでロウソクに着火!
(たもとに何個も入れておく。備え付けでは付かない場合が多々)
・読経はあくまで落ち着いて!
(肝心カナメ♪)
・読経後にちょっとお喋り♪
(ここから時候挨拶では遅いよ~)
・せっかくの御接待、麦茶などは有難くいただく!
(変に断ると形式上遠慮していると思われてかえって時間が)
・麦茶を飲んだら深々と頭を下げる
(「ごちそうさま」「伺えて感謝」「慌ただしくてゴメン」「これからも宜しく」を全部込める)
・笑顔でお・い・と・ま♪
(心の中では猛ダッシュ!!)
「こんな慌ただしいんじゃ、やる意味あるの?」などという高尚なご意見は百も承知です!
でもね、理想論だけでは何も始まらないし、本質は理解できませんから。
私としては、出来る限り出来ることを精一杯取り組んでいますぜ♪
明日はとくにお通夜も入ってしまいました。
ただでさえ時間のかかる雨(車での移動)のなか、
通年より1時間以上早く廻り終えなければいけません。
う~ん、未知の領域。
やりがい在り過ぎです

お盆を迎える本尊様♪
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