Welcome to my blog

ゆうごうの「目指せこころあつまるお寺!」

千葉県佐倉市直弥にある「皓月山 宝金剛寺」住職 京極勇剛の部屋

 涅槃図について考える

涅槃会(ネハンエ)

涅槃講・涅槃忌ともいう。2月15日、釈尊の入滅の日にわが国と中国で行われる追悼報恩の法会。
涅槃とは、本来はニルヴァーナのことで、迷いのなくなった境地を指すが、この場合は釈尊の亡くなった
意味に用いられている。(中略)涅槃絵を掲げ、仏遺教経を誦する。(中略)

「山階寺の涅槃絵にまうでてよみ侍りける いにしえの別れの庭にあへりともけふの涙ぞ涙ならまし」
(後拾遺和歌集20)
    ・・・岩波仏教辞典より











本日2月15日(場所によっては3月15日)は「涅槃会(ネハンエ)」です。


仏教の開祖であるお釈迦さまが入滅された大切な日。


とはいえ、私はこの日を意識して本日を迎えたわけではありません。


何か特別な行事を行っているわけでもございません。


さてもあさましきは寺院仏教にまみれた葬式坊主といったところでしょうか。









私の記憶にはありませんし先代住職が行っていた様子も感じられませんが、


おそらく過去には当寺でも涅槃会を行っていたのでしょう。


その証拠に当寺には涅槃図が存在いたします。








ボロボロですけど・・・。







DSC_0146.jpg
佐倉市文化課による調査時のようす







大型なタイプが多い涅槃図ですが、当寺のものもやはりそうでして、


絵図部分だけで縦六尺五寸(約195㎝)・横五尺(約150㎝)。


全体では縦九尺(約270㎝)・横五尺五寸(約165㎝)あります。



製造は江戸中期頃。



一級の絵師による一級の品・・・とまではとてもいきませんが。



佐倉藩主松平乗邑の寄進伝承もあり、興味深い部分もあります。








DSC_0176.jpg
絵図中央に臥する釈尊








平成25年の当寺公開講座で一般公開し、多くの方に観ていただきました。






しかし、基本的には倉庫の中に眠っているのです。






非常に勿体無いのだけれど、だからと言って有効な解決策も見えてきません。



それは修復費用はもちろんですが、何よりも需要があるのかと。



いや、安易にコスパを考えているつもりはないのです。



ただ、やはりなんというか。。。




直した後に掲げたとして、その先が見えてこないというか。。。




修復よりもむしろ今後のランニングに対するコスパとでも表現すればいいのでしょうか。




理想とするイメージ(例→ココ)もないわけではないのですが。。。




DSC_0181.jpg
悲しみのあまり臥せるアーナンダ(釈迦十大弟子のひとり)







最近、とある事情で「地域の寺院としてのあり方」について考えています。





このテーマ。人一倍考えている自負はあるし、なんとなくイメージもあるつもりなのですが



どうにもうまく言葉にできない。(-_-)




価値はあるのに表現できない。当寺のこの絵のようでもあります。











DSC_0184.jpg
動物たちは何を思う























涅槃会にして田舎坊主、かく悩むのです。


関連記事

0 Comments

Add your comment