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ゆうごうの「目指せこころあつまるお寺!」

千葉県佐倉市直弥にある「皓月山 宝金剛寺」住職 京極勇剛の部屋

 はたしてそのなかは

発見ですね~ あっはっは


先日お寺に見えた方は仏像の修復・保全を専門とするお仕事に携わっており、
著書も読みやすくってためになって、仏像トリビアも身に付く一冊。

たのしい仏像-ゼロからわかる仏像入門たのしい仏像-ゼロからわかる仏像入門
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壊れても仏像―文化財修復のはなし壊れても仏像―文化財修復のはなし
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『古仏修復工房』


ご縁あって交流をもたせていただいております =*^-^*=


そんな中、当寺院にいらっしゃる一体のお地蔵様を眺めながらのオイラとの会話。





~*~*~*~*~*~

本堂に安置されている地蔵菩薩立蔵を眺めながら



オイラ「こちらのお地蔵さん、残念なくらい(表面に塗料が)塗りたくられちゃってるんです。」

飯泉氏「なるホド。。」

オイラ「裏側からだいぶ剥がれてきているんで、(塗料を)剥がしちゃおうかと思ってるんですけど」

飯泉氏「でもこれだったらお水で洗えば簡単に剥がせそうですよ!」

オイラ「え?!やっちゃって大丈夫ですか??」

飯泉氏「えぇ、おそらく(漆箔がなされていない)木地の仏像ですから」





~*~*~*~*~*~




という訳で、実際にトライいたしましたのよ~!! ∑( ̄[] ̄;)!ホエー!!


まずはお地蔵さまに御挨拶。真言を唱えます。

(地蔵菩薩真言)オン カカカ ビサンマエイ ソワカ
          オン カカカ ビサンマエイ ソワカ
          オン カカカ ビサンマエイ ソワカ ・・・・・・・



IMG_3345.jpg
もったりしていてどことなく表情に乏しいお姿(洗う前)








そしてゆっくりお水につけてカル~く指でなぞると。。



「あっ!ホントによく(塗料が)落ちる!!」



水を流しながらやさしくこすっていくと、みるみる色がとれてきます♪





       オン カカカ ビサンマエイ ソワカ
       オン カカカ ビサンマエイ ソワカ ・・・・・・・




台座もキレイにしましょうね~





       オン カカカ ビサンマエイ ソワカ
       オン カカカ ビサンマエイ ソワカ ・・・・・・・




焦らず、丁寧にやりましょう♪





       オン カカカ ビサンマエイ ソワカ
       オン カカカ ビサンマエイ ソワカ ・・・・・・・






すると。






一時間もしないうちにすっかり色がとれ、もともとの姿が出てきました♪♪


おぉ!いいじゃないですか♪♪

うん!イイ♪♪




自然の風でゆっくり乾かしまして、台座に設置いたします。








ジャーーーーーン!!!




IMG_3350.jpg


みごとな一木造りのお地蔵さまが姿を現したのです ゴシゴシ(-_\)(/_-)三( ゚Д゚) ス、スゲー!





どうりで重たいと思ったら寄木でなくてやはり一木造りだったのね~♪



正直、洗浄前のお地蔵様は薄気味悪くてとっつきにくかったのですが。。。

こんなにおやさしいお顔立ちだったのでございますね (*^^*)ポッ





よくみると袖の辺りにはギザギザな小さい傷がたくさんついており、
これはひょっとしたらお賽銭がぶつかった後かもしれない!


だとしたら、以前はきっと多くの信仰を受けてたくさんの人の祈りを受け止めてくださっていたのですね♪


わけあって流転の憂き目にあってきたお地蔵様ですが(このお地蔵様の詳細は→コチラ)。
おかげで巡りあえたオイラは感無量っす (-∧-)合掌・・・


アドバイスをくださった飯泉様。有難うございました♪♪



≪旧廣福院本尊 地蔵菩薩立蔵≫

宝金剛寺本堂内にてお参りいただけます♪









*専門の方の御指導により、僧侶がしっかりとした修法のもとにお身拭いを行いました。










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6 Comments

satock  

見違えるってのはこのことを言うのだね!
私も以前から、申し訳ないけどこのお地蔵さまはなんか怖いと思ってた・・・汗
ありがたさ100万倍って感じの見た目の変わり様!!
お地蔵さまもきっと喜んでおられることでしょう!
あーーーーーーーーーーーー!!!!マジさっぱりしたゼーーーーーーーーーーーー!!!!
というお声が聞こえるようです。

2011/10/08 (Sat) 20:58 | EDIT | REPLY |   

りょう  

仏像版、劇的ビフォア&アフターって感じですね♪
素朴ないいお顔だ~☆
修法は真言宗さんでは古式にのっとって綿密に行うそうですね。
わが宗門にも伝わってはおりますが、その通りに行っている宗侶が私を含めどこまでいるか。
見習わなければ・・・

2011/10/09 (Sun) 13:17 | EDIT | REPLY |   

naoyanootera  

Re: タイトルなし

satock様。こんちは♪

おっしゃるとおり!
畏怖・畏敬は必要ですが、有り難さが増した感じを受けるので良かったです♪

今度お参りしてみてください(^-^)

2011/10/09 (Sun) 18:46 | EDIT | REPLY |   

naoyanootera  

Re: タイトルなし

りょう様。

そうですよね!いいお顔ですよね~♪
いままで本堂内でもどこか遠慮がちに安置してありましたが、
今後は御参詣の皆さんに親しんでいただけると思います。

いつかは龍寳寺様にあるような地蔵堂に安置出来たらいいだろな~☆

あ、修法は略式でした。

そういえば、禅宗さんでは例えば“仏像のたましい”についてどのような見解をお持ちなのでしょうか?
とっても興味があります。

どうでしょう?マティーニを眺めながら意見交換会などは(*^_^*)
日程等、来週お伺いの際にまたお話しできればと思います。

宜しくお願いいたします♪ <(_ _)>

2011/10/09 (Sun) 19:18 | EDIT | REPLY |   

iizumi  

本を紹介していただきありがとうございます。
一応、彩色の除去について補足しますと、今回除去された黒い彩色は後の修理のときの彩色です。オリジナルのものではないので、念のため。

2011/10/09 (Sun) 19:57 | EDIT | REPLY |   

naoyanootera  

Re: タイトルなし

iizumi 様。

> 本を紹介していただきありがとうございます。

次回の本もとっても楽しみです♪


> 一応、彩色の除去について補足しますと、今回除去された黒い彩色は後の修理のときの彩色です。オリジナルのものではないので、念のため。

補足ありがとうございます。
後補彩色は明治14年に行ったようです。
この仏様が安置されていた地域のお堂にあった棟札に“お衣替え”と記載がありましたよ♪

2011/10/10 (Mon) 21:43 | EDIT | REPLY |   

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