大黒さまと観音さま
行ってきました~ あっはっは数日前のことですが、館山に行ってまいりました♪
実は始めに断っておくと、現在オイラはとある美術館で行われる予定の仏像展のお手伝いをしています(*)
お手伝いと言っても具体的にはプロジェクト実行委員長の付け人ですが♪
まぁそんなこんなで今回も張り切って『寺院訪問』です。
まずは。
南房総市にある真野大黒天さんこと『倉山 真野寺』。
真言宗智山派に属する寺院です。


大黒天祈祷所(本堂)。正面の龍の彫刻は江戸の三名工“波の伊八”作
毎年2月6日に行われる『大黒天福祭り』は開運福徳を祈る参詣者で大変な賑わいをみせるのだとか。

う~ん、それにしてもイイ天気♪
登った先には観音堂。
本尊である千手観音立像(県重文)。そして大黒天立像(県重文)などが祀られています。

観音堂
多くの信仰を集める朝日開運大黒天や、霊験が強すぎたために覆面を被せられたと伝わる覆面観音。
特別に堂内陣に入られていただくと、
表情豊かでどこかユーモラスな二十八部衆や、県内にも現存の少ない二天尊立像。
他にも中世にさかのぼるご尊像が。。。
長きにわたって伝わっている歴史の豊かさが感じられますネ~(*^_^*)
さぁ次!
今日はコチラだけにはとどまりません♪
昼食のコンビニオニギリを頬張りながら向かった先は、コチラも真言宗智山派に属する寺院。
館山市にある『金剛山 小網寺』です。

なんてイイロケーション♪

お寺の遍歴を留める寺標塔


重厚な趣の本堂。向拝彫刻は江戸の三名工“後藤義光”。

弘安9年(1286)に製作された梵鐘(国重文)。小網寺の古称“大荘厳寺”と刻まれています。
こちらでは観音堂の本尊である秘仏“聖観音立像(市指定)”を拝ませていただく事に。

石段の先に見える観音堂。
平安時代後期ごろの優美なお像。
地方色の無い優等生な御姿(中央作)にびっくりです。
台座(あるいは光背)もお像と同時期に近づくらしくとっても貴重ですね♪♪
先頃の震災の影響と考えられるお厨子の損傷が心配されるところですが。。。
やっぱ房総の寺院って特に魅力深いですよね~♪♪♪
その後も先日お伺いした『館山市立博物館分館』にてとっても興味深いプロジェクトの会議に参加させていただいたり、
館山周辺のご住職様とも交流をさせていただいたりと充実満喫の一日!!
往復300㎞の運転もなんのその♪
もっとどっぷり仏教美術にハマりそうですヾ(@~▽~@)ノ
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